4月21日に電子処方せんシステムの導入が完了しました。
昨年の11月末に購入手続きを済ませたのですが、設置までに5か月もかかるという超スローペースな納品でした。
電子処方せんの仕組み自体は2023年1月から開始されており、国が早急にシステムの構築を進めている取り組みですが現場が追い付いていない状況が露呈しています。
このブログを書いている時点でも滋賀県で電子処方せんに対応している病院・医院は2カ所だけ。彦根には対応している病院はありません。
薬局においても設置は進んでおらず、滋賀県で14カ所、彦根では2カ所です。
病院も薬局もお互いに電子処方せんを使える状態ではないので、従来通りの紙処方せんを発行し続けることは自然なことですね。
紙の処方せんを電子化することでメリットはいくつかあります。
今まで病院から薬局へFAXしていた手間が減り、処方箋発行時の一部の受診内容やDrのコメントを薬局が覗けるようになります。
また、患者さんが色々な医療機関にかかっていても薬の重複を防いでくれるシステムも導入されているので安全性が高まります(薬剤師の仕事がなくなる。。。)
もちろん、患者さんの情報は患者許可が無いと覗けない様になっていますが、医療情報の閲覧を拒否していても重複だけは止まるようなシステムなので患者の安全を守るシステムと言うことも出来ると思います。
オンライン資格や電子処方せん、マイナンバーカードなど今まで医療業界に無かった言葉が当たり前に使われるようになってきています。俗にいう「医療DX」ですね。
新しいものを嫌がらずに使いこなすことでこれからの時代を過ごしやすくなると私は信じていますので、国には国民全員が使いやすく、わかりやすいデジタル環境を整えて頂きたいと
切に願っています。
*厚生労働省ホームページより引用
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